■STEP2 ろ過器の種類 |
ここでは、熱帯魚の住みやすい水を作る、ろ過器の説明をしたいと思います。
ろ過器は有名なところで上部フィルター・底面ろ過・外部フィルターがあります。その他にはエアーリフト式やら外掛け式などもあります。 |
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ろ過器を使うとなぜ水がキレイになるんでしょうか。はじめての方は「スポンジで水の汚れをとるだけだろう」と考える人も多いようです。
実際にスポンジ等で汚れを取るというのも合っています。しかしこの方法は物理的に汚れを取り除くだけです。これを「物理ろ過」といいます。
他には熱帯魚の水づくりで最も重要になる「生物ろ過」というものがあります。これはバクテリアの働きで 有害な物質を分解して魚が住み良い環境を作ります。
「物理ろ過」と「生物ろ過」の両方を同時に行ってくれるのが「ろ過器」です。 |
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上部フィルターは名前の通り水槽の上にのせるろ過器です。
水を吸い上げ水槽上部に配置した、ろ過材の中を水が通ることで水がキレイになります。多少、生物ろ過の効果が低いため、大型の熱帯魚や沢山の小型魚を飼うのには適しません(ろ材やフィルターの種類にもよると思いますが)。二酸化炭素が必要になる水草の育成では、二酸化炭素を強制的に排出してしまうためあまり向いているとは言えません。
凄く小さな稚魚や稚エビ等は吸い込み口から吸い込まれてしまうこともあります。一度もらったエビがフィルターの中で生活していたことがありました;
フィルター内を水が通るときに酸素を取り込んでくれるのでエアーポンプ(ブクブク)がいりません。
上部フィルターは「掃除が楽」、「そこそこのろ過能力」、「価格が安い」ということもあって私はこれを使っています。
33cm位に急成長したオスカー君の水槽には念のためエアーリフト式をサブとして付けています。いつも突かれて下に落ちていますが; |
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底砂の下に置くタイプのフィルターです。場所を全くとらずにとても安価です。底砂全体がろ過材になってくれるので思った以上にろ過能力は高いです。稚魚や稚エビのいる水槽でも吸い込まれてしまう心配もありません。
水底全体から水を吸い上げるので水槽全体の水質が同じになるというメリットもあります。
しかし、短所も多くあります。底砂をろ過材に使うため細かい砂だとフィルターが詰まってしまいます。目の粗い砂を使うと水草が育ちません。
なにより自分がこのフィルターを選ばない理由として、フィルターの交換や掃除の時に水槽内の物(底砂・レイアウト物)全てを取り除く必要があるので、私には選ぶ対象にはなりませんでした。 |
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水槽の外部に取り付けるタイプのフィルターで、 パワーフィルターとも呼ばれます。外部に置いたフィルター内に内臓の電動ポンプが水を取り込み・排出します。静かで水槽内で邪魔にならず、濾材全体に効率よく水が回りますのでろ過能力も高いです。が、高価です。
水が空気に触れないので酸素が溶け込まないという欠点もありますが、水草用水槽にはピッタリのフィルターです。
水槽の上部を塞がないのでスッキリします。水草用のライトを設置するのにも良いでしょう。また酸素が溶け込まないのでエアーポンプを入れる必要がある場合もあります。ディフューザーという空気を溶け込ませるオプションもあるようです。 |
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